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★ バカルディの通販コント ★
■VIDEO
企画・制作:(社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会
制作年:1991年 時間:15分

このビデオは各自治体の「消費生活センター」的なところで貸出しされている「啓発用ビデオ」で、
通信販売でのトラブルを防止する為に作成された物のようです。
たぶん一般には販売していないと思われますので、かなりのレアビデオ。
また、制作年が1991年となっているので、バカルディ結成(1988)から3年、
初の単独ライブビデオ「せんたくもん」(1994)より3年も前の作品でかなり貴重な映像です。

■オープニング
収録内容のダイジェストや舞台裏の様子がフラッシュで流されています。
そして、このオープニングになぜか名作コント「美容院」の映像も出ており、?と思っていたのですが、
後ろのセットがこの通販コントと全く同じだったので、このビデオの収録時に他のコントも披露されているものと思われます。
■体力増強マシーン マンガ雑誌で買ったマシーン・・・

舞台は病院。 患者として訪れた三村さん。 すると医者の大竹さんが、
竹 「で〜何? 今日は癌で?」
三 「いや、癌では来てないつもりですけど・・・」

なぜか両足の太ももだけが異常に太くなっている三村さん。
竹 「どうしたんだ、その顔は?」
三 「顔は関係ないでしょ! 足ですよ! 足!」

どうやらいじめっ子を見返すため通販で体力増強マシーンを買ったが、説明書を読まずに使っていたらしい。
三 「そしたら・・・こんな体になっちゃったんですよ〜」(←ぴょんぴょん跳ねる)
竹 「元気いいじゃねーかよ、お前! なんだ、どんな使い方したんだよ?」
三 「え? 見たいですか? ちょっと待って下さい!」

手作り感たっぷりのベンチ型マシーンを運んでくる三村さん。
竹 「こんなの買っちゃったのかよ〜 お前。」

使い方を説明する三村さん。 マシーンからぶら下げられたエキスパンダーに片足を引っ掛け上下に動かし
三 「これを1日500回繰り返したんですよ。」

さらにマシーンの下に寝て背筋運動
竹 「機械使ってねーじゃねーかよっ! お前! 機械関係ねーだろ!」
竹 「あっ! じゃーこんなのはどうだ。」

なぜか新しい使い方を提案する大竹先生。 握力を鍛える道具を両手でやさしくニギニギし
三 「あんま意味無いじゃないですか、それ。」

懲りない、そしてのってきた大竹先生。 ベンチの角に股間を擦りつけて
三 「それどこ鍛えてるんですかっ!」
三 「先生、そーいうのいいから僕の体を診て下さいよ〜」
竹 「あー忘れてた」

照明が落ちスポットライトを当てられた三村さん。 ただ強くなっていじめた奴らを見返してやりたかったんだと叫ぶ。
舞台が暗転し「解説員」の札を下げたスーツ姿の大竹さんが登場。 通販の便利さとデメリットを(マジメに)語る・・・

後日、再度病院を訪れる三村さん。
竹 「なんだ、また君か。 で、どうだねその後の便通は?」
三 「いや、このあいだ便通で来てないでしょ・・・」
三 「このあいだのマシーンで今度は首が回らなくなっちゃったんですよ。」

いきなり寸止めパンチを繰り出す大竹先生。 しかし華麗に交わす三村さん。
竹 「くるくる回ってるじゃねーかよっ! なんともねーじゃねーか!」
竹 「あっ! お前、まさか!」
2人「借金!」

おわり

■INTERVIEW CORNER
会場に来ているお客さんにインタビューをするコーナー。 三村さん、大竹さんは出てきません。
お客さんに「通信販売で何か買ったことありますか?」とか「失敗したことありますか?」などの質問をしていて、「CDデッキとハシゴを買いました」とか「下着を買いました」とか「ペンダントを買ったが色が違っていました」などのやり取りが収録されております。
■イメージ違い ちょっと違うみたい・・・
<プロローグ>
二つのセーターを持っている大竹さん。 見た目は全く同じだが片方は青紫でもう片方は紫だと言う。

竹 「実物を比べてもこの調子ですから、ましてや写真で選ぶカタログとかね、あーゆうので選ぶ通信販売などは、
   商品が送られて来たときに、色や形、素材や大きさなどがカタログのイメージと違うなーんて事が起ります。」
   「ところでこんなイメージ違いもあるようです。」

舞台は学校の教室。 女子高生に扮した三村さんが派手なコートを着て登場。
三 「なによこの水着! このカタログの写真と全然違うじゃない!(怒)」

そこへ同じく女子高生に扮した大竹さんが、これまた同様の派手コートを着て登場。
怒りの説明をする三村さんを冷たく突き放す。

竹 「だめよこんなの、あたなには似合わないわ」

納得のいかない三村さん。 コートのボタンを外し、中に着ている水着を見せようとする。
必死に止める大竹さん。

竹 「これはモデルがいいから綺麗に見えるだけなのよ」

なんとかなだめようとする大竹さん。 だが三村さんは逆に怒りだしてしまい、再度上着を脱ごうとする。
竹 「あー分かった、分かったわよ!」

呆れる大竹さん。 そして何を思ったのかコートのボタンを外し一気に脱ぐ!
するとそこにはピチピチのレオタード姿が!!!
客席からの悲鳴。
おわり。

■幸せのペンダント 思い入れもここまでくると・・・
舞台は学校の教室。 おさげの女学生に扮する三村さん。 床にひざまづき謎の祈りを唱えている。
三 「おぉ汝、我を肉体より解き放ちたまぇ〜 スイヘーリーベーボクノフネー・・・」

【呪文を唱えたとたん、周りの男たちはあなたに夢中】というペンダントを買ったが全然効き目がないと怒っている。
そして「何かがとりついているから彼氏が出来ない」と分析し、別の恋愛グッズを探しだす。

三 「何々? お情けブレスレット【付けたとたんに効果を発揮、あらゆる邪魔者を排除】
   なんかいいわ〜この言葉。 これを頼めば委員長の栄作くん、きっと私のものね!」

そこへ同じくおさげ姿の大竹さんが登場。
竹 「ハハハ、見たわよアツコ。 あんたおまじないオタクだったのね!」
三 「あなたは、おしゃべりオタクのカオルね!」

三村さんの行動に疑問を抱いていた大竹さん。  【アストラル指輪】で先生に送っていた秘密のメッセージ、
委員長栄作君の机に貼った【恋愛はなくそシール】について追及する。

竹 「前からおかしいと思ってたのね〜」
三 「なぁ〜んでそんなのあなたが分かるのよ!」
   「あの秘密のはなくそシールはねー普通の人にはただのはなくそにしかみえないのよ!」
   「ちょっと! その左手に隠してるもの何よ!」

もつれあう2人。 そしていきなりタクシーコントに突入w
三 「プップー お客さん、どうですか? 調子は?」
竹 「いやーもう接待ばっかりですよ。 今日も。」
三 「あ、ちょっとお客さん。 いま何時か分かりますかね〜?」
竹 「ちょっとまって下さい。 あ〜最近ダメなんですよ〜 老眼ぎみでね〜 ちょっと何時か見てもらえます?」
三 「あ〜はいはい え〜と8時・・・引っかかったはねカオル〜」
竹 「あぁ〜!!」

巧妙な作戦によりアストラル指輪を発見されてしまう大竹さん。 そして開き直る。
竹 「ばれたらしょうがないわね。 ふふふ・・・見てらっしゃい。 はっ!」

ボタンを外し制服を広げる大竹さん。 中にはおまじないグッズがずらり!
  【授業中先生に指されないブレスレット】
  【思いがけないお小遣いが入るペンダント】
  【大学生の彼氏が出来るネックレス】
竹 「まだまだあるわ〜 全部通信販売で買ったのよ!」

しかし、一歩も引かない三村さん。 制服を広げると、中には大竹さん同様、無数のおまじないグッズが!
三 「私をおまじないの姫とお呼び!」

だが、三村さんのグッズは偽物と切り捨てる大竹さん。
そして自慢の一品、究極の黒魔術グッズ【呪いの干しトカゲ」を披露。
負けじと三村さんは、藁人形・釘・カナヅチの日本古来から伝わる「呪いの3点セット」を持ち出す。

竹 「何よ!」
三 「何よ〜!」

照明が落ち、おまじないグッズを捨てて座りこむ二人。 互いに恋愛グッズの効果は全くなく、
一向に彼氏が出来ないと告白。 そして「広告のコピーに踊らされていた」と深く反省する。
が、あくまでも前向き?な三村さん。 すぐに立ち直り。

三 「あ! ねぇカオル! 私達がこういうおまじないグッズを集めすぎてたから効果なかったんじゃない?」
三 「ちょうだ! ちょっと待ってて」
  ↑三村さん噛んじゃいましたw
竹 「な、何? ちょうだって?」
三 「これほら、これ! お情けブレスレット」
  ↑完全に笑っちゃってますw
竹 「え? 何? これ新製品?」
三 「だからさ、私達、今まで集めたの全部供養して、新しく通信販売でこれ買いましょうよ!」
竹 「じゃこれ早く電話しましょうよ!」
三 「うん。 じゃカオル、一緒におまじないの歌を歌って帰りましょ!」

2人で肩を組みながら仲良くスキップで退場
三 「スイヘーリーベーボクノフネ」
竹 「フネ!」
三 「アリオリハベリーイマソカリ・・・」

おわり

■エンディング
三村さんと大竹さんが今回の収録や通販に関しての感想を語っています。 私的なツボは、三村さんに収録の感想を聞かれた大竹さんが「お客さんも来てくれたし、良かったんじゃない?」と答えた後、「で、通信販売はどう?」という肝心な質問に対して「別にどうとかそーいうのはないけどね。」と見も蓋もない返事をしちゃってるところですw ま、その後は「いいんじゃないの? わざわざ家から出なくても買えるから」と少しフォローしつつ、三村さんも「せっかくこういうシステムがあるんだから上手に使いましょ」とうまくまとめて終了しています。

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